2010年7月17日土曜日

梅雨明け

梅雨ド最中から建て方を開始し1カ月経過して、梅雨が明けました。

各地で災害が多発し、雨水の放流をもっとドイツみたいに条例で宅地内に浸透さす事や雨水タンクで貯水する事もこれからの家づくりには欠かせないと感じます。

一般的には1年に樋を越す勢いの雨が降るのは3回程度なのですが、今年みたいに、一時間に100ミリを越す雨は以上であります。ゲリラ豪雨とはよく言った言葉でまさにその通りだと思います。

さて、1ヶ月経過すると中の造作工事に移るのですが、昨日届いた「膠(にかわ)」を瞬間ボンドとして使用します。
ボンドを使用するのは簡単ですが、いくらF☆☆☆☆でも微量ホルムアルデヒドは出ています。数値に直すと0.1ppm以下でも気になりますし、この条件で建材を多用すればシックハウス症候群やアレルギーになる可能性は十分にあります。だから強制的に悪い空気を排気するために設計図書に換気計画が確認申請時に盛り込まれているのです。電気代が勿体ないといって24時間換気を止めてしまえばなる可能性は十分です。良くハウスメーカーの営業が「新築のこの匂いは車でいう新車の匂いと同じです、すぐに慣れますから」は、とんでもない営業文句です。


棒状の膠は扱いにくいので、柿渋のトミヤマ(京都山城)さんのはペレット状になってます。



容器に移し替えます。良く使用するので500gパックにしてもらってます。


水を同量加えて、ふやかします。


こんな感じになります。



水を吸ってゼリー状になったら湯煎の開始です。

             

蜂蜜くらいの硬さになればOKです。ボンドならフタをあければすぐに使用できますが、夏場で1時間は最低使用できるまで時間が必要です。
半年~一年先に木が痩せて(乾燥が進むと)木と木が擦れて床鳴りのクレームを回避する為に大引きと垂木掛けに穴を空けて膠を流し込んでいます。ここは和室の畳の部屋で床が下がってくるのでこういう対処も棟数を積み重ねてきた工夫の一つです。びわこ板倉の家はコストダウンを心がけるより、一手間かける事で長く持つ家をいつも経験から進化させています。
こんな事をやってるのは、うちところだけかもしれません。

             

天然の瞬間ボンドです。膠は牛、山羊、兎などの所謂コラーゲンみたいなモノで湯煎にして匂いを嗅ぐと動物の匂いで、動物園の檻の匂いの例えがピッタリです。固まると無臭ですが、本当に良く接着できます。

梅雨明けの夕方の空に変わりました。

床の捨て貼りが終わり、家の空間が出来上がって来ました。


開放的な空間は「板倉の家」の特徴です。

しかし、今回の梅雨の工事は建ててから雨に当たったのですがゲリラ豪雨対策は欠かせないような感じでまたいい案を考えます。

2010年7月14日水曜日

甦った、欅の大黒柱

2006年の秋に古材の引き取りの依頼がありました。

ここは現在の高島市保坂というところですが、鯖街道の滋賀県と福井県の県境の古民家です。鯖街道で栄えていた頃の古民家で田の字型で欅の大黒柱を中心に余呉型に近い家でした。梁と柱が良かったので、いいとこ取りで、クレーンと4t車を連れて行って抜き取りました。



4年近く、工場の古材置き場に雨ざらしで置いていましたが昨日、朽木の製材屋さんで框用に挽いてもらい、今日現場で使用する場所別にプレーナーをかければこの通りの良材に変身です。
築100年位の建物なので、木は製材して200年近いですが、欅特有のいい香りがします。
こんな、バカな手間のかかる事をするのは「びわこ板倉の家」だけです。
1Fの床の捨て貼り用の30ミリの杉板(SB材)を貼ると家らしくなりました。

妻側はロフトの窓下は杉焼板の焼き放しでガルバの水切りの上はホタテ貝殻漆喰「あわせ」を施工します。

これからは楽しい家づくりの始まりです。サプライズだらけでいつまでカードが続くかですがこちらが楽しくやらせていただける事が大変ありがたいです。

事細かく監理されたい方はこの家は無理だと思うのでハウスメーカーさんで建ててもらって下さい。



2010年7月7日水曜日

おめでた!

お施主さまの次男さんで3人目のお子様が月曜日の朝早くにご誕生されました。

おめでとうございます。

私の家族構成と同じで一姫二太郎です。やはり男の子のスペアは絶対必要です。実際三人各様で本当に面白いです。私は、ほったらかしの子育てでしたがYさんは、いいおとうちゃんです。

「板倉の家」を施工させて頂くと途中でお子様が生まれるのが、普通になってきました。

昨年から、3軒連続でおめでた連発です。


私も気合い入ってますが、ご主人は「板倉の家」を建てようと思われると、もっと変な意味で気合いが入るようです。


子宝に恵まれる家になれば、大ブレークしますねェ~。


3度目の正直で、3割の確立なので嘘やないかもしれません。


大阪の現在検討中の方がそうっだら、「ツバメが飛来する家」と「子宝に恵まれる家」は、やはり密接な関係かもしれないです。

今日は、板金屋さんがルーフィングを施工してくれました。

明日は、中間検査です。

検査官は、検査でなく見学みたいなもんで、逆にお金を取りたいくらいです。





屋根の防水層は2層あるので将来的にも長期仕様です。次回は50年後位の吹き替えは雨の心配が入らないので変に仮設工事の費用が嵩みませんが、今少しコストがかかってしまいます。しかし遮熱シートの性能は抜群です。断熱材なしでこれだけ快適なのは、「板倉の家」だけです。

これは、住んだ方にしか実感できません。

2010年7月2日金曜日

明日は構造見学会

7月3日(土)、4日は10時から17時まで守山市石田町にてY邸様の構造見学会をさせて頂きます。

100%「徳島すぎ」のみで全てできるのは「板倉構法」だけです。現代の家づくりから逆行しますが間違いなく快適な家になると確信しています。

現段階で64㎥の杉の材積を使用しているからこそ、中はドライエアコンみたいに快適です。

明日は天気悪そうなので実感できると思います。

明日は、他社さんも構造見学会や完成見学会を催されるのですが、品質の技術の高さを比べてみて下さい。

2010年7月1日木曜日

屋根をもう一回


板倉の水平の壁に直交して縦に木摺り板を貼ると、筋交いがいらないのとこの状態で30分の国土交通省の防火の認定が取れています。
この裸の状態で防火の認定がとれているので、極端に言えば和紙を張って意匠性を高めても、ちゃんと建築確認申請は通るのである。
国産の杉(徳島すぎ)で木100%で全く建材を使用しなくても無垢材のみでここまで、システム化さえている家は他には類を見ないと思う。これから地域材の杉を利用してここまでするには、最低15年の歳月とコストをかけないと到底無理だと思う。悔しければやってみろの言葉がピッタリだ。

屋根も、まだ二重に杉の野地板を貼るので本当に手間がかかるが、10日でここまでできている。人工(にんく)も結構投入しているのもあるが、熱いので早く外部を進める事も工程管理には必要で、四季にあわせて管理するのが私のやり方で余所の現場監督とは訳が違う、なぜなら私も現場監督兼大工だから。

パターン化しないのが私のやり方で、これが簡単に真似できないように作ってきた。当然、今までお施主さまに怒られて、高い勉強代を払ってきたからこそ今がある。これが「びわこ板倉の家」の良さでもあると、自我自賛したいところ。

一軒、一軒みんな違うのにパターン化できる訳がないと思うのだが、長年の経験と勘で臨機応変にするから、現場が楽しいのである。

楽しくなければ仕事でない。いつも「天職」だと思っているからこそ怒られても凹まない。

ああだ、こうだと説明したり、私のサイトをじっくりみて解釈しようとする位なら現場で見てください、今の家づくりの180度反対向いた家づくりが、伝統構法で一番エコで一番最先端なのです。

うちのエコポイントは大黒柱です。「ちょっとビックリしまっせ!」

今週の7月3日(土)と4日(日)は構造見学会なので是非体感しにきて下さい。

2010年6月28日月曜日

下屋ができました


今回のお家は吹き抜けが多く延面積は少ないですが大きさはデカイのでやはり下屋を出す事でバランスは良くなります。

コスト重視や施工性を考えれば総2階の建物が簡単で手間が少なくていいのですが、どうしても妥協はしたくないです。

まだまだ、材料はあります。

屋根はこれで完成でないです。この上に空気層を設けて、この上にまた12ミリの杉野地板(飛板)を天気を見計らって張ります。

将来、屋根の載せ替えは天気の心配は全く不要なのと、この時期は全く密閉していないのに、この中は爽やかで大変涼しいです。

構造見学会で実感してみてください。



2010年6月25日金曜日

上棟しました

ダイニング側は磨き丸太(杉)です。



4日目で何とかここまでです。



大黒柱は39cm×39cmあります。徳島県上勝町の杉の丸太から角材をとってあるので凄い大木だと想像できます。
梁・桁類は今回は100年生以上のモノばかりで本当にいいです。

上棟の日にふさわしく快晴でした。

4日目で上棟です。土台を先行して据付ておいたので予定通りでした。

やはりデカイお家なので手間がかかります。

梅雨のド最中でしたが上手く晴れ間などもあり無事棟が上がりました。